真性包茎は、他の人に相談をしづらい典型的な症状です。
男性は、陰茎にコンプレックスを抱えるとそれを人に相談することを恥ずかしいと感じてしまうためです。
不安があったとしても一人で抱え込んでしまうので、ますます精神的にも負担を抱えてしまいます。
ただ、真性包茎は放っておいて状況が好転するものではありません。
実際に、真性包茎の治療では保険適用もあります。
それだけ、治療をする必要性があるものだということを知っておかなくてはいけません。
不安があっても相談できない人は、まず真性包茎の具体的な問題点を理解していく必要があります。
コンプレックスに直面する可能性が高い
真性包茎を相談できない最も大きな原因は、コンプレックスの原因だからです。
真性包茎は、他人に見えづらい部分であるためその相談をするときにはデリケートな部分での会話になります。
しかも、男性機能に関する話題であるため、親友であってもその話をすることに躊躇してしまうことが大半です。
こういった精神的な不安感は、病状の悪化に繋がります。
実際に、真性包茎によくある不安の代表的なものに、自力で改善できる可能性があるかどうかが挙げられます。
人に相談することができないので、その不安感を解消するためには自分で治療をするしかないと考える人が多いからです。
しかし、結論から述べると真性包茎を自力で解決することはまずできません。
そもそも、真性包茎は遺伝的な性質が大きく、包皮の状態が改善されない限りは問題を解決できないからです。
実際に、包茎手術をするときには包皮を切り取ったり、亀頭を露出させるための増大治療などが存在します。
自力で試してみても、解決できずに不安感が大きくなるだけで根本的な解決になりません。
そのため、真性包茎の解消で不安を感じている人は、クリニックに行って症状をみてもらうことが確実であると判断できます。
真性包茎で生じる日常生活の様々なリスク
真性包茎の不安の代表的なものに、将来的なリスクが挙げられます。
真性包茎の患者の多くは、これを放置することで将来的な健康状態に不安を感じています。
実際に、放置することのデメリットは多いのでなるべく早い段階で治療の相談をした方が賢明です。
例えば、悪臭の原因になることが挙げられます。
そもそも、真性包茎の患者は患部を綺麗にできない状態にあります。
包皮そのものをめくることができないので、常に湿った状態になって汚れもたまりやすいです。
その結果、不衛生な環境になって悪臭が生じます。
酷いときは、周囲にその臭いがわかるくらいになってしまうため注意が必要です。
また、症状が深刻化すると排尿時に痛みが生じるリスクも生まれます。
これは、真性包茎の患者の包皮口が非常に狭いからです。
包皮が放尿時の邪魔になって、刺激を与えたりまっすぐ飛ばないような事態にもなってしまいます。
さらに、亀頭包皮炎になるリスクも存在します。
細菌が繁殖しやすい環境になるので、その部分で炎症を引き起こしやすくなるからです。
繰り返しこの症状が生じると、亀頭と包皮が癒着してより症状が深刻化するので自覚がある時点で治療をした方が賢明です。
パートナーとの深刻な関係悪化もありうる
真性包茎で生じる最も大きな不安は、パートナーに対する深刻な被害を想定できる点です。
これは、相談できないからといって見過ごすことができない状態になります。
少なくとも、パートナーに対してはすぐにでも真性包茎であるということを相談して一緒に解決できるようにした方が良いです。
そもそも、真性包茎の患者は亀頭を露出させることができません。
この場合、勃起をしただけで痛みが生じたり、性行為のときに上手く挿入することができなくなります。
実際に、性行為時に痛みが先行してしまって射精を行うことができない事例も存在します。
また、亀頭が露出していないのでコンドームなどの避妊器具を着用しづらいという難点もあります。
亀頭部分でゴムを止めることができないので、外れやすくなって避妊の効果が薄れます。
何よりも、パートナーへの性感染症へのリスクが増大します。
亀頭と包皮に汚れや細菌が繁殖しやすくなるということは、性感染症の原因となる病気もそこに感染する可能性があるということです。
放置すると、自分だけの問題だけではなくパートナーも苦しめる結果になります。
ですから、不安を解消するためには専門家に相談することが不可欠です。
まとめ
真性包茎で感じる不安は、多くの人が体験しています。
確かに、その不安は相談しづらいものであるためそのままの状態にしてしまう人も多い現状です。
しかし、それでは問題を解決できません。
真性包茎は、精神的なストレスやコンプレックスのみだけではなく身体上のリスクも生み出します。
それだけではなく、将来的にはパートナーへの感染症のリスクになってしまいます。
こういった課題を克服するためには、きちんとクリニックに相談することが重要です。
クリニックでは、患者に応じた最善の治療法と計画を提案しますので不安があっても全く問題ありません。